先延ばしのカウンセリングを受けることに対するハードルを下げる

 自らの先延ばし癖によって生き辛さを感じ、誰にも相談できずひとり苦悩する・・・そんなとき、カウンセラーと共に先延ばし癖克服へ向けての話し合いの場を持つということは、生き辛さを解消させるために有効な手段となるでしょう。

 

 しかし実際のところ、カウンセリングを検討されている方にとっては、その「カウンセリングを受けてみる」という最初の決断自体に、強い抵抗感を抱いたり、ハードルを感じてしまったりするものです。初めてカウンセリングを受けようと考えている方にとっては、何もかもが未知の世界であるため、多くの不安を感じてしまったとしても無理はありません。また、カウンセリングに対する先入観がカウンセリングを受けてみることを阻害している場合もあるのかもしれませんね。

 

 カウンセリングを受けるに当たって、私は事前にそのような様々なカウンセリングに対する不安や疑問や抵抗感などをしっかりと払拭してからカウンセリングをスタートすることが理想的だと思っております。それゆえ、「先延ばしのカウンセリングには興味があるけど、わからないことだらけで不安がある」などと感じている方たちに対しては、できる限り丁寧に対応させていただきたいと考えております。

 

 

 「まずは一度経験してみてください」ということが、私の率直な意見です。とは言え、先延ばしのカウンセリングがどういうものかわからないという方にとって、これは少々リスクを感じてしまうものであることも、私は理解しておかなければなりませんね。例えばこんなことです。

 

〇料金に対するリスク。決して安くはない料金を支払って、それに見合った効果を実感できなかったらどうしよう・・・

 

〇改善度合いに対するリスク。勇気を振り絞ってカウンセリングを受け、誰にも言いたくないような悩みをカウンセラーを信じて打ち明けたにもかかわらず、症状が改善されるどころか悪化してしまったらどうしよう・・・

 

 私はこれまで、皆さまが抱く先延ばしのカウンセリングに対する不安や疑問、あるいは抵抗感やリスク等をできる限り払拭し、カウンセリングを受けることに対するハードルを少しでも下げていただくための方策について検討してきました。それは先延ばしのカウンセリングを皆様にとって、より身近なものにしたいと願っているからです。

 

 現段階ではその取り組みの一環としまして「オリエンテーションプラン」をご提案しております。これはカウンセリングを開始する前の準備段階のセッションとして位置づけたもので、前述のような「先延ばしのカウンセリングには興味があるけど、いくつかの理由から受ける決心ができない」などと感じておられる方が、カウンセリングに対する不安や疑問、抵抗感やリスク等を払拭するための場として活用していただけるようご提案しているものです。

 

 もちろん活用方法はそれに限定されたものではありません。例えば、カウンセラーがどんな感じの人物であるかなどを知り、ご自身との相性を確認する場としても活用することができますよね。

 

 あとは、もしその後カウンセリングを開始するとお決めになられたときには、カウンセリングの初回セッションで行うインテーク面接もスムーズに進ませることができると思います。インテーク面接はカウンセリングの事前説明等のほかにオリエンテーションの場としても機能させるものですが、オリエンテーションプランは文字通り、そのオリエンテーションに特化したセッションと考えてもらって結構です。

 

 結局のところ、この「オリエンテーションプラン」は「先延ばしのカウンセリングには興味があるんだけど・・・」という方にとっての緊張緩和に役立つのだと思います。未知のものに対する不安は誰にでもあるものです。「オリエンテーションプラン」は何度でもご利用いただけますので、お気軽にご利用ください。きっと先延ばしのカウンセリングに対する不安や抵抗感は払拭されるはずです。

 

 オリエンテーションプランは料金も比較的お安く設定されております。このプランをご活用いただき、カウンセリングを受けるということに対するご自身なりの答えを見つけることができると良いですね。