「悩みに対してなにもできずにいる」というご相談

 お悩みに対してなにもできずに、ただ立ち止まるしかないという状況はとても辛いものです。お悩みから目を逸らして現実逃避をしても、そのお悩みが消えることはないんですよね。そんな状況においては、まずご自身がそのお悩みに対して「この状況を自分はどうしたいのか」を明確に理解し、そのお悩みに対する具体的な目標を持つ必要があります。それができて初めて、そのお悩みに対する具体的な打開策を考えていくことができるようになるのです。

 

  具体的な打開策を見つけることができれば、「お悩みに対してなにもできずにいる状況」を「お悩みを解決するためになにかができる状況」に変化させることができます。八方塞がりな状況を切り抜ければ、お悩み解決への道筋が見えてくると思います。

お悩みに対してなにもできずにいる原因

 お悩みに対して何もできずにいるのはどうしてなのか?について考え、その原因を明らかにすることで頭の中が整理されると思います。立ち止まってしまうことの原因として、以下の三つが考えられます。

問題の複雑化

 いくつかの問題が絡み合って状況が複雑化してしまい、考えがまとまらず、頭の中で問題の整理ができなくなってしまいます。何から手をつけてよいものかわからなくなってしまい、結果として悩みに対してなにもできずにいてしまいます。

原因不明の悩み

 そもそも悩みの原因が何なのかわからないため、悩みに対する改善策を考えることができません。例えば、原因を特定できない漠然とした不安感などが挙げられます。

心理的な問題

 「自分が今どうするべきか」を理解していながらも、怠惰や不安などの感情が悩みに直面することに抵抗してしまい、結果的に悩みに対してなにもできずにいてしまいます。

お悩みに対して何もできずにいる方にはカウンセリングが有効です

 お悩みに対してなにもできずにいる状況は、とても辛いものです。特に「問題の複雑化」や「原因不明の悩み」がその原因となっている場合には、おひとりでそのお悩みを解消させるのはとても困難なものかもしれません。このような状況においては特に、カウンセラーと共に状況改善へ向けての取り組みを行うことは有効な手段であると思います。カウンセラーとの会話の中で、まずは頭の中を整理することができるので、ご自身の置かれている状況を客観的に見つめることができるでしょう。

 

 また、カウンセラーと共にご自身の抱えるお悩みをじっくり観察してみたり、困難な状況に対してカウンセラーと共に打開策を検討してみたりといった経験は、現在抱えているお悩みに対してのみならず、その後の人生においても役立たせることができるはずです。

※精神科・心療内科へ通院されている方は、必ずカウンセリングを受けることに対して医師の承諾を得てからお申込みをされますようお願いします。