先延ばし癖・逃げ癖改善カウンセリングに関する「よくある質問」をまとめました。こちらのページをお読みになられてもご不明な点が解消されないようでしたら、お気軽にお問合せください。
A ありません。何らかの理由でカウンセリング時間を多少オーバーしてしまった場合でも、延長料金が発生することはありません。そもそも時間の延長というシステム自体、当カウンセリングサービスでは取り扱っておりません。
ただし出張カウンセリングの出張費に関しましては、JR埼京線南与野駅を起点として交通機関を利用した場合のカウンセラーの往復移動時間が1時間30分以上かかる場所への出張となりますと、以降30分単位で1,100円(税込み)の追加出張料金が発生します。出張料金のご案内に関しましては、カウンセリングのお申し込みをいただいた後にお知らせいたします。お申し込みの前に出張料金がいくら発生するのか知っておきたい場合には、事前にお問い合わせください。
その他、出張カウンセリングでご自宅以外の場所でのセッションをご希望の場合は、施設使用料および飲食代(カウンセラーの分はカウンセラーが負担します)等は全額クライエント様のご負担となりますのでご了承ください。
A これはケースバイケースです。セッション継続回数の平均値としましては、週に1度のペースでセッションを行ったとして、12回程です。ただ、カウンセラーからの継続の提案がどうであったかは別として、最短の事例としましては、それこそインテーク面接後、クライエント様がある程度問題解決の糸口を見つけられて、そのまま終結を希望される方もおられます。セッションの継続回数は症状の度合いやクライエント様の問題解決意欲によるところもありますので、10回以内の継続で終結を迎えられる方もおられますし、15回以上の継続となる方もおられるというのが実際のところです。カウンセリング終結までのセッション継続回数の平均をお伝えするのは、あまり意味のないことなのかもしれません。
また、カウンセリングのセッション継続回数というものは、クライエント様の症状の度合いや問題解決意欲のほか、セッション実施のペース(例えば週に一回行うか、2週に一回行うかなど)をどれくらいに設定するかや、カウンセリングのゴールをどこに定めるか(クライエント様がどのようになったらカウンセリングを終結とするか)など、いろいろな要素が関わってくるものだったりもします。
ちなみにカウンセリングの終結についてですが、もしカウンセラーとクライエント様が目指していたゴールに到達したと両者が確認できたときには、カウンセラーはクライエント様にカウンセリングの終結を提案します。
そしてセッションの継続につきましても、もしカウンセラーがクライエント様にセッションの継続が必要だと判断した場合には、セッションの継続を提案をします。しかしセッションを継続するか終結するかは、いつでもクライエント様がお決めになることです。カウンセラーはクライエント様の判断を尊重します。
もしも経済的・スケジュール的・精神的な事情によりカウンセリングの終結を希望されるようなことがある場合には、その事情をお伝えして欲しいです。なぜならクライエント様とカウンセラーと二人でそのことについて話し合うことで、その状況の中で良い方策を導き出すことができるかもしれないからです。
このように、カウンセリングのセッション継続回数はクライエント様の抱える問題や、その状況などによって一概には言えないというのが正直なところです。
カウンセラーの立場としましては、クライエント様の問題解決が一番の関心事となりますので、そのためにセッションの継続が必要と判断すれば、継続を提案することになるでしょう。それに対してクライエント様が継続するか否かをお決めになっていただければ良いのです。
カウンセラーはセッションの継続を強要することはありません。また、クライエント様はその際に、カウンセラーのセッション継続の提案に対して断りづらいなどと思う必要は全くありません。カウンセラーもそのことに対して残念に思うことはあっても気分を害することなど決してございませんので、ご安心ください。
また、カウンセリングのセッションのペースにつきましては、クライエント様がカウンセリングに対する見通しを持つことができるよう、初回に行うインテーク面接の段階で話し合いの上、暫定的に取り決めを行います。
症状の度合いにもよるのですが、私としては基本的に2週に一度のペースよりセッションの間隔を開けたくはないと感じております。例えば3週に一度などのペースでは、いくらセッションで得たモチベーションを維持しようとしても限界があります。次のセッションで気持ちがリセットされてしまって、実践的で継続的なカウンセリングを行うのが難しくなるのです。
どうしても月に複数回のセッション実施が経済的な理由のみならず、スケジュール的にも難しいという方には、非継続型多目的セッションのご利用を選択肢のひとつとしてご検討いただければと思います。例えば、カウンセラーとの協働による実践的で継続的なセッションを行う先延ばし癖・逃げ癖改善カウンセリングのように問題解決、つまり具体的な目標達成を目指すというよりは、改善のための気づきを得ることや自己理解を深めることを目的とした活用法などが非継続型多目的セッションでは考えられます。
さらに「怠惰の先延ばし癖改善のための個人向けオンラインセミナー」も選択肢となるでしょう。これはカウンセラーとの協働によるカウンセリングではなく、あくまでセミナーではありますが、先延ばし癖や逃げ癖改善に役立たせるための学びを深めることができます。
A 当カウンセリングサービスでは、クライエント様が抱える問題を解決すべく、クライエント様が主体的にその問題に取り組んでいけるよう、クライエント様にそのためのスキルを身につけていただくためのカウンセリングを行っております。
先延ばしや逃避の原因が何であるかによって、その取り組み方は異なります。例えば先延ばしの原因は大きく分類しますと二つあり、ひとつは心理的な問題、もうひとつは技術的な問題です。もし先延ばしが心理的な問題によるものであれば、先延ばしをさせてしまう心理的な問題を解決することが先延ばしの克服につながると考えますし、もし先延ばしが技術的な問題(例えば計画を立てることや、その管理が困難、あるいは持続して集中することができないなど)によるものであれば、その不足している技術を習得することや、その不足している技術を補う手段を検討し、その手段を習得することによって、先延ばしの克服を目指していくことになります。
実際のところは心理面と行動面のどちらか一方に着目してカウンセリングを進めていくのではなく、それら両側面に着目してカウンセリングを進めていくのが常です。
また、セッションで話し合っている時間だけが重要というわけではなく、セッションの中で得た知識をクライエント様に生活の中で実践していただくことが何より重要であると考えております。セッションが作戦会議の場となり、その作戦会議で導き出された方策を次のセッションまでのインターバルでクライエント様が実践し、その実践で得られたデータをもとに次の作戦会議で話し合い、方策をアップデートする。そういったサイクルでカウンセリングを進めていくようなイメージを持っていただければと思います。
これと関連したご質問で、特に怠惰による先延ばし癖のカウンセリングで「お説教をされるのではないかと心配」という類のものが多いのですが、これはご心配なくです。カウンセリングはお説教部屋のようなものではありません。むしろ、セッションの場において私は、クライエント様に明るい気持ちになっていただけるよう心がけているくらいです。「明るい気持ち」というのは不思議な力を持っていて、「何かを始めてみようかな」という気分にさせてしまうことがよくあるのです。
A はい。もちろんお受けいたします。例えば、「好きな人へ自分の気持ちを伝えたいのに、いつまでもためらってしまっている」、「レポートの提出をついつい先延ばしにしてしまい、期限に間に合わすことができても、その質を落としてしまう」、「ダイエットを始めようと思っているけど、いつまでたっても始められない」など、お気軽にご相談ください。
こういったケースでは継続的な先延ばし癖・逃げ癖改善カウンセリングではなく、不定期あるいは単発で非継続型多目的セッションをご活用していただいても良いかもしれません。
A そもそも先延ばしとは、とても身近な存在で、生活上のあらゆる場面で起こり得るものです。特に慢性的でない先延ばしについては、程度の差はあれ、確かに誰もが経験するものです。
また、先延ばしにしている事柄が、必ずしもご本人やまわりの方にとっての「優先的にやらなくてはいけないこと」であるとは限りません。誰も困らせることのない先延ばしもあるということです。
結局のところ問題視すべき先延ばしというものは、ご本人の課題に対する「義務意識」がどうであるかということなのだと思います。先延ばしをしてしまうことがご自身を苦しめてしまっているのでしたら、それは問題視すべき先延ばしと言えるのではないでしょうか。
A 不安による回避行動は感情問題として扱い、カウンセリングを進めさせていただくことが多いです。つまり心理面に着目したカウンセリングとなることが多いということです。基本的には問題とされる状況においてその場に相応しい適切な感情を持つことができれば、回避行動は解消されると考えます。
その場に相応しい適切な感情を持つためには、その状況・出来事に対するご自身の捉え方を修正する必要があると考えます。ご質問のようなお悩みのカウンセリングでは、このあたりのことが主となる取り組みとなるでしょう。
とは言え、その方策はひとつではありません。クライエント様に一番効果的であると考えられる方策でお悩みの改善を目指していくことになります。
A カウンセリングを受けることでしかできないことがあります。それはカウンセラーとの協働による、個別性を尊重した上での、直接的で、継続的で、実践的な取り組みだといえます。これは悩みを解決するために書籍を読むことや、セミナーに参加することなどでは決してできないことです。それがカウンセリングの価値です。
読書やセミナー等で得た知識を実生活に適用させることが難しいと感じている方は、カウンセリングを受けることが良い経験になると思います。
A はい。もちろんお受けいたします。先延ばしをしてしまう方に対しての適切な「理解」と「態度」があれば、誰でもサポートはできると私は信じております。そして身近な人がサポートすることができれば、ご本人にとってもそれはとても理想的なことだと思います。是非ご相談ください。
A はい。もちろんお受けいたします。ただし18歳以上で限定させていただいております。そしてご本人がカウンセリングを受けることに同意されている必要があります。当カウンセリングサービスは出張カウンセリングを行っておりますので、ご本人が「家に来てくれるならいいよ」と言っていただけるケースは多いです。
なお、できればこのようなケースの場合はビデオ通話などを活用したオンラインカウンセリングではなく、対面形式でのカウンセリングを推奨します。特に引きこもりの方は、カウンセラーと面と向かって話をするということが一番の薬であると、私的に強く感じているからです。
このようなケースの場合、料金のお支払いは親御様となることが多いでしょうし、カウンセリング期間中に親御様とカウンセラーが連絡を取り合う機会もありますので、そのあたりのことは初回インテーク面接で、しっかりと取り決めをさせていただきます。
※既に学校等で心理士によるカウンセリングを定期的に受けられている場合には、必ず担当心理士の了承を得てから申し込みをされますようお願いいたします
A はい。大丈夫です。その他カウンセリングの実施場所としましては、会議室や喫茶店、カラオケルームなどを利用される方もおられます。もちろんご自宅でセッションを行うこともあります。
ただし、ファミリーレストランは混雑する時間帯はおすすめしません。待ち時間のためにカウンセリング時間が削られてしまったり、まわりの雑音により会話に集中できなかったりということがあるからです。
あとは、喫茶店などでも隣の席が近かったりすると話しづらかったりすることもあるので、そのあたりのことを考慮して場所をお選びいただければと思います。
A うつ病や双極性障害等の治療については当カウンセリングサービスでは行えません。例えばこれら精神疾患によって引き起こされる意欲低下が先延ばしの原因となっていることもあります。そのような場合には、精神科・心療内科等の医療機関への受診をお勧めすることがありますし、すでに通院されている方には、その症状を主治医へ相談するよう促します。このあたりの確認はインテーク面接で行わせていただきますが、お申込みの段階で精神疾患をお持ちの方はその旨お伝えいただけると幸いです。インテーク面接を実施してもカウンセリングを行えない可能性があるからです。
ただし、先延ばし癖のある自分を責めるあまり、気分が落ち込んでしまったなどの症状については当カウンセリングサービスで扱える領域だと考えております。これは実際のところ、先延ばし癖・逃げ癖改善カウンセリングで扱うことの多いケースだったりもします。