コーチングとは、クライアント様のパフォーマンスを向上させるために、コーチが対話によってクライアント様の持つ能力を最大限に発揮して行動を起こすことができるよう支援するものです。
コーチはクライアント様の中にある「やりたいこと」や「なりたい自分」を尊重するとともに、それを明確化・具体化していくことを支援します。クライアント様はコーチに押し付けられるのではなく、自らが本当に「やりたいこと」や「なりたい自分」に気づくことで、自ら設定した目標の達成に向けてモチベーションを高め、自発的に行動を開始することができるようになります。
コーチはクライアント様が設定した目標により早く到達することを後押しします。
コーチングも、心理カウンセリングも、コンサルティングも、クライアント様の理想とする未来の実現を支援するという点は共通していると言えるでしょう。とは言え、目標達成までのアプローチには違いがあります。
心理カウンセリングはクライアント様が理想とする未来の実現を阻害する心理的課題に着目し、心理療法を用いたり心理教育を実施したりすることによって、その心理的課題を解決していくことにフォーカスした取り組みと言えます。一方コーチングは、心理療法を用いるなどして心理的課題の解決へ直接的に介入することはありません。
コーチングとコンサルティングの違いは明確です。コンサルティングは、クライアント様が理想とする未来を実現させるための答えをコンサルタントが持っており、コンサルタントがその答えをクライアント様にアドバイスや提案というかたちで提供するものです。一方コーチングでは、クライアント様が理想とする未来を実現させるための答えは全てクライアント様の中にあると考えます。
コーチはクライアント様が理想とする未来を実現させるための答えを、クライアント様の中から引き出す支援をします。人は自問自答を重ねて成長していく生き物ですが、コーチはクライアント様の「自問」の部分を支援する役割を担うと言えるでしょう。
なお、当カウンセリングサービスではコーチングを基盤としつつ、必要に応じて心理療法や心理教育を取り入れることで、クライアント様の理想とする未来の実現を支援するスタイルをとります。