怠け癖による先延ばし癖を改善するには

 先延ばしにはさまざまな原因が存在します。それら原因のうちのひとつに怠惰があります。怠惰が原因となる先延ばしは習慣化されていることが多くあります。これはつまり怠け癖による先延ばし癖です。

 

 先延ばしが習慣化してしまっている場合には、その習慣を新しい習慣に置き換える必要があります。その新しい習慣とは、もちろん、先延ばしをしない習慣です。言葉で言うのは簡単ですが、習慣という人間の自然なままの性質に抵抗していくということは、実際のところそんなに簡単なことではないですよね。古い習慣を新しい習慣に置き換えることの難しさとはここにあるわけです。

 

 結局のところ、先延ばしの習慣を正す方法というのはひとつしかないのだと思います。人が何かの目標を達成しようとするのであれば、単純に自己訓練を継続していくほかないのです。先延ばしをしないようにする訓練です。ちょっと辛そうな感じしますけどね。

 

 訓練を継続し、先延ばしの習慣を先延ばしをしない習慣に置き換えることを成功させるためにはモチベーションが必要です。「なりたい自分になる」という強い気持ちがあると良いですね。自己訓練を続けていく中で、「先延ばし癖を克服したら、自分はどんなことができてしまうのだろう」と希望に満ちた将来をイメージし続けることができると良いです。

 

 

 人は誰だって楽をしたがるものです。しかし幸運なことに、人はその気持ちに抵抗する力を持ち合わせているということを覚えておいてください。ひとりでは難しいと感じたときにはカウンセラーがいます。カウンセラーはそのためにいるのです。

 

 現在の行動が過去の影響を受けていると考えるのであれば、未来の行動は現在の影響を受けるのだと言えます。つまり、未来のために今努力をすることによって、過去の習慣を新しい習慣へと置き換えることができるというわけです。大切なのはいつだって現在を重視することなのですね。