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悩みに対して自分がどうしたいのかをはっきりさせる

 悩みを抱えたときには、自分がその悩みに対してどうしたいのかをはっきりさせることが大切です。それは「この悩みをどうにかしたい」などのような漠然としたものではなく、できる限り具体的で明確な理想や目標を持つということです。

 

 例えば「〇〇の場面で萎縮しない自分になる!」などのように、具体的に自分がどうなりたいのかをはっきりさせるということですね。自分の抱える悩みに対してなにもできずに困ってしまっているときは、まずこの点をチェックしてみてください。自分がその悩みに対してどうしたいのかを自分が具体的にわかっていないがために、なにもできずにいるだけなのかもしれません。

 

 できる限り具体的に、そして自分自身の言葉で、自分がその悩みをどうしたいのかを明確に表現できるようになると良いです。例えば人間関係にストレスを感じ、しばらく人との関わりを避け続けてしまっていることに悩んでいる人の場合には、「以前のように友人たちと会って楽しく会話ができるようになりたい」などのようなかたちで表現できると良いでしょう。

 

 こんな感じで自分が悩みに対してどうしたいのかを明確に表現することができれば、自分が悩みに対してどうしたいのかを明確に理解できているということになります。それを明確に理解できていれば、「自分はこうしたい」に対する具体的な策を検討することができるようになるでしょう。

 

 悩みを解消したいと思ったら、まずはその悩みに対して「自分はどうしたいのか」をはっきりさせることが最初にすべきことだと言えますね。もし自分ひとりでそれを行うことが難しく、悩みに対してなにもできずにいてしまうのでしたら、カウンセリングを受けることが役に立つと思います。今はアシストが必要でも、カウンセリングを受けることでやがて自己解決能力を身につけることができるかもしれません。