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夜寝て朝起きることの大切さ

 「人間の身体は日中活動して夜寝るようにできている」なんて言葉、よく聞きますよね。私もその通りだと思います。夜寝れば日中スムーズに活動できますが、日中に寝て夜活動するということは簡単なことではありません。

 

 しかし日中に寝て夜活動することに慣れてしまうと、日中の自分のパフォーマンスが低下していることに気づけなくなります。また、自分の意欲が低下していることにも気づけなくなります。これは良いことではありません。

 

 

 例えば気分の落ち込みや意欲の低下に関するご相談では、まず最初に私はクライエント様の就寝時間帯についてお尋ねするようにしています。夜型か昼型かを確認するためです。

 

 仕事の都合で夜型にならざるを得ない方もいらっしゃいますが、そのような場合であっても、可能であれば夜寝て日中活動する生活スタイルに戻していただくことをおすすめすることもあります。

 

 昼夜逆転の生活を修正するだけで、気分の落ち込みや意欲の低下がある程度改善される場合もあります。睡眠時間帯が心の健康に大きく影響しているということなのでしょうね。

 

 

 昼型の生活スタイルが定着されたとき、いくつか体調の変化を感じることができると思います。例えば不思議と気分が良くなったり、頭の中がクリアな感じになったり、今まで気づけなかったことに気づけるようになったり、やる気が湧いてきたり。

 

 つまりこれが覚醒してるってことなのでしょうね。これがスゴイ状態ってことではなくて、これが本来あるべき普通の状態なのです。

 

 

 意欲が低下してきたなと感じたときには、質の良い睡眠をとることに目を向けてみてはいかがでしょう。