先延ばし癖(PCN症候群)とは?心理的な要因だけでは説明できない先延ばし癖の対策

「やらなければいけないとわかっているのに動けない」

「やる気はあるのに先延ばしにしてしまう」

 

このような悩みを抱えている方は少なくありません。

 

先延ばしはしばしば、

〇やる気が出ない

〇不安で取りかかれない

〇失敗が怖い

といった、心理的な問題として説明されることがあります。

 

もちろん、これらは先延ばしを引き起こす大きな要因のひとつです。

しかし実際はそれだけではなく、「頭の中の整理や、取りかかり方の困難」などの心理的な要因以外の要因が影響していることも少なくないのです。

先延ばし癖(PCN症候群)に悩む人物が、思考の混乱から作業手順を整理し、行動できるようになる過程を表したイラスト

心理的な要因だけでは説明できない先延ばし癖(PCN症候群)に見られる特徴

心理的な要因だけでは説明できない先延ばし癖に見られる特徴は、例えば次のようなものが挙げられます。

 

〇やろうと思っても、何から始めていいのかわからない

〇頭の中で段取りを整理して取り組もうとしても混乱してしまう

〇気づいたら別のことをしている

〇緊急性を感じないと取り組む気になれない

〇時間の見積もりが苦手で、期日に対する危機感を抱きづらい

 

こうした状態は、「やる気がない状態」というよりは、「うまく取り組めない・進められない状態」なので、心理的な問題として対処しようとしてもうまくいかないことがあります。

先延ばし癖に関するよくある悩み

先延ばし癖で悩んでいる方は、次のような感覚を抱えやすいです。

 

〇「やればいいだけなのに、それができない」

〇「何から手をつければいいのかわからずに、時間だけが過ぎていく」

〇「気づいたら締め切り直前になっている」

〇「また同じことを繰り返してしまった」

 

そして次第に、

〇「自分は意志が弱いのではないか」

〇「自分はダメな人間なのではないか」

と感じてしまうこともあります。

 

しかし実際には、やる気の問題だけでは説明できない先延ばし癖も少なくないのです。

心理的な要因だけでは説明できない先延ばし癖対策の考え方

心理的な要因だけでは説明できない先延ばし癖を改善するために重要なのは、「作業に取りかかりやすくする」方向で対策を見つけることです。

 

例えば、

〇作業を小さく分ける

〇作業の手順を紙に書き出す

〇作業の最初の一歩を決めておく

〇作業をしやすい環境を整える

といった対策があります。

 

ただし、ここで大切なのは、その対策が「自分に合っているかどうか」です。

先延ばし癖・逃げ癖改善カウンセリングでできること

先延ばし癖(PCN症候群)は個別性があり、「この対策を実践すれば必ず改善する」という単純なものではありません。

 

カウンセリングでは、

〇どのような場面で動けなくなるか

〇頭の中で何が起こっているのか

〇何が先延ばしにさせるのか

を個別性を尊重して、丁寧に整理し、その人に合った対策を一緒に考えていきます。

 

そして、

対策の実践→実践の振り返り→対策のブラッシュアップ

という流れを繰り返しながら、その対策の実践を継続していけるようサポートします。

心理面へのサポートも大切

「心理的な要因だけでは説明できない先延ばし癖」といっても、実際には心理的なつらさを抱えている方も少なくありません。

これは、先延ばしを繰り返してしまうことで生じるつらさです。

 

〇自己嫌悪

〇罪悪感

〇焦燥感

 

そのため、カウンセリングでは、まず気持ちの負担を軽くすることから取り組んでいくこともあります。

気持ちが楽になることで、取り組みやすい状態になれるからです。

まとめ

先延ばし癖(PCN症候群)は、心理的な要因だけが引き起こすものではありません。

頭の中の整理や、取りかかり方の困難といった技術的な要因が引き起こす先延ばし癖もあるのです。

 

また、心理的な要因と、それ以外の要因が重なって引き起こされる先延ばし癖もあります。

 

もし、あなたの先延ばし癖を「自分が怠けているだけだ」と感じているのなら、少し違った視点でその先延ばし癖を捉えてみることが役に立つかもしれません。

 

自分を先延ばしにさせる正体がわかるだけでも、対処の方向性が見えてきます。

自分に合った対処法を見つけることが、先延ばし癖改善の大きな一歩となります。

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