「やればできる」ことはやったほうがいいです

 人は「やればできる」ことを「やらないからできない」にしてしまうことがあります。もしそれが「やらなければいけないこと」と感じられて、「やればできる」ことであるとすれば、それはなるべくならやったほうがいいです。やればできるのに「やらないからできない」にしてしまうことを習慣化させないためにです。これを続けていると人はやがて自己不全感を抱きはじめて(「こんなこともできないのか」など)、自信を失い、自らを無気力にしてしまうことがあります(この無気力は怠惰な振る舞いとして現れます)。

 

 もしこれが習慣化してしまった場合でも、それを断ち切るためには、やはり「やればできることはやる」ようにすることです。その実践だけが怠惰な振る舞いを改善させるための唯一の方法だと思っていただいて結構です。

 

 「やればできることはやる」を実践してみることで、「思っていたほど辛いものではなかったじゃないか」とか、「やればできることなんだから、やっぱりやればできるんだよなぁ」などの新鮮な気づきを得ることができるかもしれません。それらの気づきは「やればできることはやる」の実践を習慣化させる力になってくれるはずです。

 

 「やりたくないからできない」(拒否の「できない」)の場合には、思考の癖を修正することによって改善が見込めます。他方で「やればできることはやる」の経験不足(練習不足による「できない」)の場合には、練習を積み重ねることによってその技術を獲得することで改善が見込めます。

 

 この2種類の「できない」については過去に書かせていただいておりますので、興味のある方はご覧ください。