寝起きの気分の悪さを解消するために

 寝起きの気分が悪い。誰でもあることなのかもしれませんね。一日の始まりだというのに、気分が悪いだなんて困ったものですよね。

 

 私はふと考えたことがあります。それは、寝起きの気分(一日の始まりの気分)が「その一日をどのようなものにするか」ということにいくらか影響を及ぼしているのではないか?ということ。

 

 そしてもうひとつ。ひょっとして寝起きの気分の悪さは、夜眠りにつくときの気分の影響をいくらか受けているのではないか?ということ。

 

 これらのことについて検証するために、「できるだけ良い気分で眠りにつくこと」を私なりに実践してみたことがあります。結論を言うと、私にとっては良い結果が得られました。なので「できるだけ良い気分で眠りにつくことを意識すること」は、今では完全に習慣化されています。

 

 感覚としては、「眠りにつくときの気分は寝起きの気分に少なからず引き継がれている」と感じられることや、「寝起きの気分が良いと、朝から何となく機嫌が良いので、一日の始まりからモチベーションが高いような気がする」といったような感じ。

 

 特に、寝起きに気分が悪い、機嫌が悪い、といった不毛な時間を過ごさずに済むというのは、私が考えていた以上に良質な一日を送ろうとする上で大切なことだと感じております。あの時間は本当に無駄ですからね。誰も喜ばないですし。

 

 とはいえ、気分よく一日がスタートできても、そのあと不幸にも気分を害する出来事があったりすれば当然気分は悪くなります。それはまた別の話ですね。

 

 

 これと似たような話で、学校を休みがちであったり、会社を休みがちであったりする方にもお試しいただきたいことがあります。それは「眠りにつく前に、次の日の朝、自分が学校や会社へ行くことに対してしっかりと覚悟を決めること」です。眠りにつく前の気分に関連付けられることですね。

 

 そのとき、覚悟を決めるためにいくつかのことを良く考えてみてください。自分が明日ちゃんと学校や仕事に行ったあとのことや、自分が明日行かなかったらその後どんなことが起こるかについて良く考えてみてください。行かなかったあとのことよりもちゃんと行ったあとの、とても気分の良い状態を深く味わってみると良いと思います。

 

 それらのことについて考えることが、覚悟を決めることの役に立つはずです。でもちゃんと考えはじめたら自分の納得のいくような「まとめ」はしっかりとしてくださいね。自分が納得できないまま眠りについてしまっては、次の日の朝いつもと同じことが起こるのでしょうし、納得できぬままずっと考え続けていたら眠れなくなってしまいます。いくらか考え続けて最終的にしっかりと自分の中で納得することができれば、ほっとして良い気分で眠りにつくことができると思います。

 

 眠りにつく前に覚悟が決められていると、朝起きたときに「うわぁ~、行かなくちゃいけないのかぁ」の大きなストレスが軽減されることがあります。目を背けていたことに突然寝起きに直面するのではなく、眠る前にそのことについて自分で覚悟を決めていることが事前準備として機能するのです。

 

 これらのアイデアが全ての人に適用できるものとは考えてはいないのですが、これらのアイデアはいつでも簡単に実践できるものです。上手くいかなくたって損することもないでしょう。何かを改善させようとするときに、いろいろなことを試してみるのは良いことですよ。

 

 でも、くれぐれも無理のない範囲での実践をお願いしますね。効果があるといいですね。